在宅ワークなのに家事が終わらない|「家にいる人がやる」をやめた2児のパパの本音
在宅ワークを始める前、私は「通勤時間がなくなれば、仕事にも家事にも余裕が生まれる」と思っていました。
朝の満員電車に乗らなくていい。帰宅にかかっていた時間を、洗濯や子どもとの時間に使える。仕事が終わった瞬間から自宅にいるのだから、家族にとっても良いことばかりだと考えていたのです。
ところが、実際に在宅ワークを始めてみると、思い描いていた生活とは違いました。
朝食の食器を片づけながらメールを確認し、始業前に洗濯機を回す。昼休みになったら洗濯物を干し、夕方には子どもの迎えや夕食の準備が待っています。
仕事中も、床に落ちたおもちゃや、洗面所にたまった洗濯物が目に入ります。宅配便が来れば対応し、子どもが体調を崩せば仕事を中断しなければなりません。
気づけば、通勤時間がなくなって生まれたはずの余裕は、細かな家事ですべて埋まっていました。
私は会社員として働きながら、2人の子どもを育てています。在宅ワーク中に家事をすること自体が嫌だったわけではありません。家族の役に立ちたい気持ちもありました。
それでも、「家にいるのだから、できるよね」という空気が積み重なると、少しずつ苦しくなります。
この記事では、在宅ワークなのに家事が終わらず、余裕を失っていた私が、「家にいる人がやる」という考え方をやめるまでの体験をお伝えします。
同じように仕事と家事の間で疲れている方にとって、負担を見直すきっかけになればうれしいです。
在宅ワークなのに家事が終わらないのはなぜ?

在宅ワークで家事が終わらないのは、本人の段取りが悪いからではありません。
家にいることで家事が見えやすくなり、仕事と家事の境界が曖昧になることが大きな原因です。
まずは、在宅ワーク中に家事が増えてしまう理由を整理してみます。
通勤時間がなくなっても自由時間が増えるとは限らない
出社していた頃、私は毎日それなりの時間を通勤に使っていました。
在宅ワークへ切り替われば、その時間を丸ごと自由に使えると思っていたのです。
しかし、実際には違いました。
朝は以前と同じ時間に起き、子どもの食事や支度を手伝います。出勤する必要がないため、始業までの空いた時間に食器を洗ったり、洗濯機を回したりするようになりました。
仕事が終わった後も、「もう家にいるのだから」と休憩を挟まず、夕食の準備に入ります。
通勤時間はなくなりましたが、その分だけ家事を始める時間が早くなっただけでした。
在宅ワークでは、仕事が終わった瞬間に家庭の時間へ切り替わります。会社から自宅まで移動する時間がないため、気持ちを切り替える余白もありません。
以前は電車に乗っている時間が、意図せず仕事と家庭の間のクッションになっていたのだと思います。
通勤は決して楽ではありません。それでも、音楽を聴いたり、何も考えずに外を眺めたりする時間がありました。
在宅ワークになって初めて、その時間も自分にとって必要だったと気づきました。
家にいると終わっていない家事がすべて目に入る
会社で仕事をしていれば、自宅の洗濯物や食器は目に入りません。
ところが在宅ワークでは、仕事中も家の中にあります。
水を飲みにキッチンへ行けば、朝食に使った食器が残っています。トイレへ行く途中には、床に落ちたおもちゃが見えます。洗面所を通れば、洗濯かごから衣類があふれています。
急ぎではないと分かっていても、一度気づくと頭の片隅に残ります。
「次の会議までに食器だけ洗おう」
「洗濯機を回しておけば、昼休みに干せる」
「子どもが帰ってくる前に少し片づけよう」
そのように考え、仕事の合間へ細かな家事を入れるようになりました。
一つひとつは数分で終わる作業です。しかし、仕事を中断して家事を行い、再び仕事へ戻るたびに集中力が切れます。
家事に使った時間以上に、頭を切り替えることが負担になっていました。
子どもの対応で仕事と家事が何度も中断される
子どもがいる家庭では、予定どおりに一日が進まないことも珍しくありません。
朝になって学校や保育園の持ち物が見つからない。急に体調を崩す。提出物へ保護者が記入することを、出発直前に知らされる。
在宅ワークをしていると、こうした対応を任されやすくなります。
家族から見れば、私は自宅にいます。職場へ出ている人より対応しやすいと思われるのも無理はありません。
実際、仕事の状況によっては対応できることもあります。
問題は、一度対応できたことが「いつでも対応できる」に変わってしまうことです。
オンライン会議中でも、自宅にいることに変わりはありません。資料の締め切りが迫っていても、外からは分かりません。
在宅ワークは柔軟に働きやすい一方、仕事と家事の境界を自分たちで決めなければ、すべてが同時進行になってしまいます。
「家にいる人がやる」という家事分担が苦しくなる理由

わが家では、在宅ワークを始めた直後に明確な家事分担を決めていませんでした。
そのため、自然と「その場にいる人がやる」という形になりました。
一見すると合理的です。しかし、平日の日中に自宅にいるのは、ほとんど私です。結果として、細かな家事が私へ集まるようになりました。
在宅ワークは家事をするための待機時間ではない
在宅ワーク中の姿を家族がずっと見ているわけではありません。
パソコンの前で仕事をしていても、外から見れば「家にいる人」です。
昼休みに洗濯物を干したり、荷物を受け取ったりしていると、時間に余裕があるように見えるかもしれません。
私自身も、初めのうちは「自宅にいるのだから、これくらいはやらないと」と考えていました。
洗濯機はボタンを押せば動きます。宅配便の受け取りも数分です。夕食用の肉を冷凍庫から出すだけなら、すぐに終わります。
ところが、その「すぐに終わる家事」が一日に何度も発生します。
仕事の予定が詰まっている日に限って、宅配便が届き、洗濯が終わり、家族から買い物を頼まれることもあります。
家事の時間だけを合計すれば、それほど長くないかもしれません。
それでも、「いつ声をかけられるか分からない」「次に何をしなければならないか考えている」という状態では、仕事へ深く集中できません。
在宅ワークは、家事をするまで待っている時間ではありません。勤務場所が自宅になっただけで、仕事であることに変わりはないのです。
名もなき家事まで在宅勤務者へ集まりやすい
家事というと、料理、洗濯、掃除を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、家庭を回すためには、それ以外にも細かな作業が必要です。
例えば、次のようなものがあります。
- 洗剤やトイレットペーパーの残量を確認する
- 子どもの連絡帳や学校からのプリントを読む
- ゴミ袋を交換し、新しい袋をセットする
- 宅配便や回覧板を受け取る
- 冷蔵庫の食材を確認する
- 子どもの着替えやタオルを準備する
- シャンプーやハンドソープを補充する
- 家族の予定をカレンダーへ入れる
どれも、作業だけなら数分です。
しかし、本当に負担になるのは、「そろそろ補充しなければ」「金曜日までに提出しなければ」と覚えておくことでした。
私は仕事のタスクに加えて、家庭の細かな予定も頭の中で管理するようになっていました。
家事が終わらないというより、考えなければならないことが終わらない状態だったのです。
「自分のほうが家にいるから」と我慢すると不満がたまる
私の場合、家事の負担について、すぐに家族へ相談できませんでした。
在宅ワークができること自体、ありがたい環境だと思っていたからです。
通勤している家族より自分のほうが楽なのだから、家事を多めに担当するのは当然だと考えていました。
また、「これをやってほしい」と説明するくらいなら、自分で済ませたほうが早いと感じることもありました。
ところが、何も言わずに引き受けていると、周囲に負担は伝わりません。
家族に悪気がなくても、私が家事をする状態が当たり前になります。
そして、自分から引き受けたはずなのに、「どうして誰も気づいてくれないのだろう」と不満を感じるようになりました。
今振り返ると、察してもらうことを期待していたのだと思います。
家事のつらさは、実際にやっている本人にしか見えないことがあります。だからこそ、限界になる前に言葉で伝える必要がありました。
2児のパパだった私が家事に追われて限界を感じた日

家事の負担が一気に増えたというより、小さな無理が毎日積み重なっていました。
私が「このままでは続かない」と感じたのは、特別な出来事があった日ではありません。
仕事も家事も、いつもどおりこなそうとした平日の夜でした。
朝から子どもが寝るまで仕事と家事が途切れなかった
その日は、朝から子どもの機嫌が悪く、食事と着替えに時間がかかりました。
家族を送り出し、朝食の食器を片づけ、洗濯機を回したところで始業時間です。
午前中は会議が続きました。洗濯終了の音が聞こえていましたが、すぐには動けません。
会議が終わった頃には、洗濯物が洗濯槽の中にしばらく残った状態でした。においが気になり、急いでベランダへ干しました。
時計を見ると、次の仕事まであまり時間がありません。昼食は簡単に済ませ、休憩らしい休憩を取らないまま午後の仕事へ戻りました。
夕方、仕事を終えると、子どもの迎えと夕食の準備が待っています。
食事を終え、食器を片づけ、子どもをお風呂へ入れ、寝る準備をさせます。
ようやく子どもが寝た後、リビングを見ると、昼間に取り込んだ洗濯物がそのまま残っていました。
朝から動き続けていたのに、目の前にはまだ家事があります。
「今日は何をしていたのだろう」
そう思った瞬間、急に気持ちが切れてしまいました。
家事をしているのに「何も終わっていない」と感じた
洗濯は、洗濯機のボタンを押せば終わる家事ではありません。
家族の衣類を集め、ポケットの中を確認し、色柄物やおしゃれ着を分けます。洗濯が終われば、絡まった衣類を取り出して形を整え、干さなければなりません。
乾いた後は取り込み、畳み、家族ごとの場所へ収納します。
タオルや下着を毎日洗っても、翌日には新しい洗濯物が出ます。
食器洗いや掃除も同じです。一度きれいにしても、生活をすれば再び汚れます。
家事には明確な終わりがありません。
だからこそ、どれだけ作業をしても、「まだ終わっていない部分」ばかりが目に入ります。
私は、終わりのない家事に対して、仕事と同じような達成感を求めていたのかもしれません。
すべて終わらせてから休もうとしていたため、いつまでたっても休めなかったのです。
子どもに優しくできなかったことが一番つらかった
家事に追われて一番つらかったのは、自分が疲れることではありませんでした。
子どもに優しくできなくなったことです。
仕事へ集中しているときに話しかけられたり、畳んだ洗濯物の上へおもちゃを置かれたりすると、必要以上に強い口調で注意してしまうことがありました。
子どもは、私が何に追われているのか分かりません。ただ一緒に遊んでほしいだけです。
それなのに私は、家を片づけることを優先し、「今は無理」「後にして」と繰り返していました。
子どもが寝た後になって、もっと話を聞けばよかったと後悔します。
家族が快適に過ごせるように家事をしているはずなのに、その家事が原因で家族にきつく当たっている。
それでは、何のために頑張っているのか分かりません。
家事をすべて終わらせることより、家族が穏やかに過ごせることのほうが大切だと、ようやく気づきました。
夫婦で話して初めて家事の偏りが見えた
ある夜、私は家事がつらいことを正直に話しました。
最初は、「自分のほうが大変だ」と言いたくなる気持ちもありました。しかし、忙しさを競っても解決しません。
そこで、誰がどれだけ頑張っているかではなく、家庭の中で何が負担になっているのかを一緒に確認しました。
話してみると、相手も私が担当している細かな家事をすべて把握していたわけではありませんでした。
一方で、私も相手が外で働きながら対応していたことや、私が気づいていなかった家事を知りました。
どちらかが怠けていたのではなく、家事の全体像をお互いに見られていなかったのです。
「家にいる人がやる」という曖昧なルールではなく、家族全体で負担を減らす仕組みが必要だと分かりました。
「家にいる人がやる」をやめるために決めた家事のルール

わが家では、家事を完全に半分ずつ分けることを目標にしませんでした。
勤務時間や得意なことは、それぞれ異なります。毎日きれいに50対50へ分けるのは現実的ではないからです。
その代わり、「在宅ワークをしている人が自動的に担当する」という状態をやめました。
働く場所ではなく担当と時間で家事を分ける
最初に決めたのは、家にいるかどうかだけで担当を決めないことです。
例えば、朝のゴミ出しは家を出る人が担当し、夕食後の食器は先に手が空いた人が片づけます。子どもの翌日の準備は、寝かしつけを担当しない人が確認します。
洗濯についても、在宅ワーク中の私がすべて行うのではなく、次のように分けました。
- 朝に洗濯機を回す人
- 洗濯物を干す人
- 取り込む人
- 家族ごとに仕分ける人
- 自分の衣類を収納する人
一連の作業を一人で抱える必要はありません。
仕事の合間に私が洗濯機を回したとしても、夜の収納は家族に任せられます。
家事を細かく分解したことで、「洗濯担当だから最初から最後までやらなければならない」という思い込みがなくなりました。
家事をすべて書き出して見える化する
次に、家庭内で発生している家事を書き出しました。
料理、洗濯、掃除のような大きな項目だけではありません。
洗剤の補充、子どもの提出物、日用品の購入、布団カバーの交換など、思いつくものを出していきました。
一覧にすると、想像していた以上に多くの作業があることが分かります。
ただし、わが家では細かすぎる家事分担表は作りませんでした。
すべてを表へ記録し、できたかどうかを毎日確認する仕組みにすると、管理すること自体が新しい家事になるからです。
大切なのは、家事をした回数を競うことではありません。
誰か一人の頭の中にしかない家事を減らし、家族全員が気づける状態にすることです。
仕事中に頼んでよいこと・頼まないことを決める
在宅ワーク中の声かけについても、家族でルールを決めました。
私が仕事をしている部屋のドアを閉めているときや、イヤホンを着けているときは、急ぎでなければ声をかけないようにしました。
もちろん、子どもの体調不良や事故など、すぐに対応すべきことは別です。
一方で、「ハサミが見つからない」「お菓子を食べてもいいか」といったことは、仕事が終わってからでも対応できます。
子どもにも分かるように、「お父さんは家にいるけれど、今は会社で仕事をしている時間」と伝えました。
すぐに完璧にはできませんでしたが、繰り返すうちに、家族も仕事中の時間を尊重してくれるようになりました。
私自身も、仕事中に家事が目に入っても、「今すぐやらなくていい」と考えられるようになりました。
できなかった家事を責めない
家事分担を決めても、予定どおりに進まない日はあります。
仕事が長引くこともあれば、子どもが熱を出すこともあります。
以前の私は、決めた家事ができないと、「今日は在宅だったのに」と自分を責めていました。
今は、今日中に必要なことかどうかで判断しています。
夕食に使う食器が足りないなら洗います。しかし、乾いた洗濯物は翌朝まで畳まなくても困りません。
床におもちゃが残っていても、歩く場所が確保できていれば、必ずしも夜のうちに片づける必要はありません。
家事の完成度を少し下げても、家族の生活がすぐに崩れるわけではありません。
「全部終わらせてから休む」のではなく、「今日はここまで」と自分たちで終わりを決めることが必要でした。
わが家で実際に減らした家事と手放したこだわり

家事分担を変えても、家事の総量が同じなら、家族の誰かが負担することになります。
そこでわが家では、分担方法だけでなく、家事そのものを減らしました。
以前は当然だと思っていた習慣を見直すと、やらなくても困らないことが意外と多くありました。
洗濯物は畳まず家族別の収納へ変えた
私が特に負担に感じていた家事が、洗濯物を畳む作業です。
4人分の衣類を種類ごとに分け、きれいに畳み、それぞれの収納場所へ戻す。一度に行うと、それなりの時間がかかります。
そこで、シャツや上着はできるだけハンガーに掛けたまま収納するようにしました。
下着や靴下は家族別のボックスを用意し、細かく畳まずに入れます。子どもにも、自分のボックスへ衣類を運んでもらうようにしました。
最初は、収納の中がきれいにそろっていないことが気になりました。
しかし、家族は特に困っていません。
洗濯物を畳むために子どもとの時間を削るくらいなら、多少乱れていてもすぐ収納できるほうが、わが家には合っていました。
毎日やる家事と週末にまとめる家事を分けた
以前は、気づいた家事をその場で行っていました。
在宅ワーク中にシーツの汚れが気になれば、平日でも洗います。棚のほこりを見つければ、仕事の休憩中に拭いていました。
その方法では、家事が際限なく増えます。
そこで、平日に必要な家事と、休日にまとめて行う家事を分けました。
平日は、食器洗い、最低限の洗濯、食事の準備、ゴミの処理を中心にします。
シーツや布団カバーの交換、念入りな掃除、衣替えなどは、基本的に休日へ回します。
また、洗濯物が少ないときは、急ぎでなければ翌日まで待つようにしました。
在宅していると、少量でも「今のうちに洗っておこう」と思いがちです。しかし、洗濯回数が増えれば、干す、取り込む、収納する作業も増えます。
洗濯機の容量を超えない範囲でまとめて洗うだけでも、家事の回数を減らせました。
食事は品数より続けやすさを優先した
毎日の食事も、手をかけることが正解だと思っていました。
主菜と副菜を用意し、できるだけ栄養のバランスを整える。子どもには手作りのものを食べさせたいという気持ちもありました。
もちろん、余裕がある日に料理をするのは楽しいことです。
しかし、仕事が忙しい日まで同じ水準を守ろうとすると、夕方になるのが怖くなります。
わが家では、冷凍食品、総菜、レトルト食品も普通に使うようになりました。丼物や麺類だけの日もあります。
野菜が足りないと感じたら、冷凍野菜や簡単な汁物を加えます。
毎日完璧な献立を作るより、無理なく食事を用意し、家族で落ち着いて食べられるほうが大切です。
「今日は簡単な食事にする」と早めに決めれば、夕方まで献立について悩み続けることもありません。
家電やサービスは「時間を買うもの」と考えた
以前の私は、家事を楽にするためにお金を使うことへ抵抗がありました。
自分でできることを外へ任せるのは、もったいないと考えていたからです。
しかし、食洗機や乾燥機、ロボット掃除機などは、単に作業を楽にするだけではありません。
家事に使っていた時間と、「まだやっていない」と考える負担を減らしてくれます。
もちろん、家電を導入しても、食器を入れる、洗濯物を仕分ける、床にある物を移動するといった作業は残ります。
すべてが自動になるわけではありません。
それでも、一連の家事のうち一部分を任せられるだけで、気持ちはかなり違いました。
費用だけを見るのではなく、何時間の家事と交換できるかを考えるようになってから、家電や外部サービスを前向きに選べるようになりました。
自宅で頑張らない家事を決めたら家族との時間が増えた

家事を減らすといっても、すべてを外部へ任せる必要はありません。
わが家では、日常的な衣類は自宅で洗い、自宅で扱う負担が大きいものだけプロへ任せるようにしました。
その代表が、布団や季節の寝具です。
普段の衣類と大物の洗濯を分けて考える
Tシャツ、下着、タオル、子どもの普段着などは、自宅でまとめて洗うほうが費用を抑えやすく、必要なときにすぐ洗えます。
一方、布団や毛布は、普段の衣類と同じようには扱えません。
洗濯表示で水洗いできる布団でも、自宅の洗濯機に入らないことがあります。浴槽で洗えば、水を含んだ布団は非常に重くなります。
洗った後は、中までしっかり乾かさなければなりません。
表面が乾いているように見えても、内部に湿気が残っていないか心配になります。
自宅でできるかどうかだけではなく、その作業に必要な時間と体力まで考える必要があります。
普段着と大物の洗濯を分けて考えるようになってから、「何でも自宅で洗わなければ」という気持ちがなくなりました。
布団の手入れは時間も体力も想像以上に必要だった
以前、家族の布団をコインランドリーへ持っていったことがあります。
布団を車へ積み、空いている大型洗濯機を探し、洗濯と乾燥が終わるまで待つ。終わったら、再び車へ積んで自宅まで運びます。
一人ならまだ動きやすいのですが、子どもが一緒だと待ち時間も大変です。
子どもにとって、コインランドリーで長時間待つのは退屈です。途中で飲み物やトイレが必要になり、洗濯の様子だけを見ていられません。
布団をきれいにするための一日が、家族全員にとって疲れる一日になってしまいました。
また、私自身が鼻炎に悩んでいたため、花粉が多い時期に布団を外へ干すことにも抵抗がありました。
布団を清潔にしたいのに、外へ干したことで花粉が付着しているのではないかと考えると、安心して使えません。
だからといって、室内だけで厚い布団を乾かすのも簡単ではありませんでした。
宅配クリーニングで減ったのは作業より「考える負担」
布団の宅配クリーニングを利用して良かったのは、重い布団を運ばなくて済んだことだけではありません。
「いつ洗うか」「天気は大丈夫か」「中まで乾くだろうか」と考える必要が減ったことが、一番大きな変化でした。
自宅で布団を梱包し、集荷してもらえば、洗浄と乾燥を終えた状態で受け取れます。
サービスによっては、そのまま一定期間保管してもらうことも可能です。
季節外の布団を預けられれば、押し入れやクローゼットにも余裕ができます。
わが家では、寝具の手入れを見直してから、花粉が気になる時期に何度も布団を外へ干さなくなりました。
クリーニングは鼻炎の治療ではなく、感じ方には個人差があります。それでも私の場合は、寝具の状態に対する不安が減り、以前ほど寝起きの鼻の不快感を気にしなくなりました。
何より、「そろそろ布団を洗わなければ」と考え続ける負担がなくなったことで、気持ちに余裕が生まれました。
料金だけでなく保管期間と納期まで比較して選ぶ
布団宅配クリーニングは便利ですが、どのサービスを選んでも同じというわけではありません。
比較するときは、料金だけでなく、次の項目も確認する必要があります。
- 1枚から利用できるか
- 複数枚のセット料金はいくらか
- 送料が含まれているか
- 保管サービスを利用できるか
- 保管期間はどれくらいか
- 仕上がりまで何日かかるか
- 羽毛布団や敷布団など、希望する寝具に対応しているか
- 圧縮した状態で返却されるか
- 追加料金が発生する条件はあるか
料金が安く見えても、送料やオプションを加えると、他社より高くなることがあります。
家族4人分の布団をまとめて出すなら、1枚あたりの料金だけでなく、セット全体の金額を比較することが大切です。
また、冬の布団を使い始める直前に依頼すると、戻ってくるまで困る可能性があります。納期を確認し、使わない時期に余裕を持って申し込むと安心です。
自宅で扱いにくい布団を手放したい方は、以下の記事で5社の料金、保管、納期を比較しています。
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まとめ|在宅ワーク中の家事は家族全員で減らしていい

在宅ワークをしていると、「家にいるのだから、家事もできるはず」と思われることがあります。
自分自身でも、そのように考えてしまうかもしれません。
しかし、在宅ワークは休日ではありません。働く場所が会社から自宅へ変わっただけです。
仕事の合間に家事ができる日もありますが、それを毎日の前提にすると、在宅勤務者へ負担が偏ります。
私も以前は、自分のほうが家にいるからと家事を引き受けていました。
洗濯、食器洗い、子どもの準備、日用品の補充。小さな家事を次々と拾い、仕事と家事の両方を完璧に終わらせようとしていたのです。
その結果、時間にも気持ちにも余裕がなくなり、子どもへ優しくできない日が増えました。
わが家が見直したのは、単純な家事の分担だけではありません。
働く場所ではなく、対応できる時間で担当を決める。洗濯物をきれいに畳むことをやめる。平日の食事は簡単なものも使う。今日中に必要のない家事は翌日へ回す。
そして、布団のように自宅で扱う負担が大きいものは、必要に応じて外部のサービスへ任せるようにしました。
家事を外へ任せることは、さぼることではありません。
家族の時間や自分の休息を守るために、負担の大きな作業を手放す方法の一つです。
家事が終わらないと感じたときは、もっと効率よく動く方法だけを探すのではなく、「この家事は本当に自宅でやる必要があるか」も考えてみてください。
一つでもやらなくてよい家事が増えると、生活に小さな余白が生まれます。
その余白があったからこそ、私は子どもの話を落ち着いて聞き、一緒に過ごす時間を以前より楽しめるようになりました。
布団の洗濯や保管が負担になっている方は、家庭に合うサービスを比較してみてください。
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