在宅ワークなら、洗濯機を回しながら仕事をすれば効率がいい。私も長い間、そう思っていました。通勤がないぶん、始業前にスイッチを押し、休憩中に干して、夕方に取り込む。家事と仕事を同時に進められるので、いかにも時間を上手に使えている感じがします。

ところが、2児の父として在宅勤務を続けるうちに、妙な疲れが残る日が増えました。仕事は終わっているのに頭が重い。夕方になると洗濯物がソファに積まれ、子どもに呼ばれるたびに「ちょっと待って」と答えてしまう。洗濯に使った時間は短いはずなのに、なぜか一日中追い立てられているような感覚がありました。

そこで、感覚だけで「時短」と決めつけるのをやめ、7日間だけ洗濯にかかった時間と仕事の中断を記録してみました。測ったのは、洗濯機に衣類を入れる時間だけではありません。洗濯物を集める、干す、取り込む、畳む、片づける、そして中断後に仕事へ戻るまでの時間まで含めました。

その結果わかったのは、「ながら洗濯」は家事のために席を離れた時間だけを見れば短くても、仕事の集中を取り戻す時間まで考えると、必ずしも時短ではないということでした。この記事では、私が7日間測って気づいた落とし穴と、仕事も洗濯もため込まないために今実践している方法を、会社員で2児のパパという生活者の目線で紹介します。

在宅ワークの「ながら洗濯」は本当に時短になる?

在宅ワーク中に洗濯機の終了時刻を気にする父親

結論から言うと、ながら洗濯は条件が合えば便利です。ただし、在宅している時間に洗濯機を動かせることと、仕事をしながら洗濯をしても負担がないことは同じではありません。

洗濯機が自動で洗ってくれる約40分だけを見れば、私たちは何もしていません。仕事中に機械が動いてくれるため、「待ち時間を有効に使えた」と感じやすいものです。しかし実際には、洗濯前後に細かな作業がいくつもあります。ポケットの確認、色柄物の仕分け、ネットへの振り分け、洗剤の補充、干す場所の確保、取り込み、畳み、収納です。

一つひとつは数分でも、仕事の合間に挟むと集中が細切れになります。メールを書いている途中で終了音が鳴り、干し終えて戻ったときには、どこまで考えていたのかを思い出すところから再開する。私の場合、この「戻るまでの時間」を洗濯時間として数えていなかったことが、時短だと思い込んだ最大の理由でした。

家にいる時間と自由に使える時間は違う

在宅ワークの日は、自宅に8時間ほどいます。そのため、「いつでも干せる」「雨が降ったらすぐ取り込める」と考えがちです。けれども、勤務時間は自由時間ではありません。会議が続く日もあれば、締め切り前で席を立てない日もあります。

洗濯終了のタイミングと仕事の区切りが一致するとは限りません。終了音が聞こえても放置すればシワやニオイが気になり、すぐ干そうとすれば仕事を中断します。この小さな板挟みが、想像以上に気持ちを消耗させました。

「機械が動く時間」を時短に含めない

時短効果を考えるときは、洗濯機の運転時間ではなく、自分の手と意識が奪われた時間を見る必要があります。朝7時に洗濯機を回して8時に干し終えた場合、運転時間が長くても始業前に完結していれば、仕事への影響はほぼありません。

一方、10時に回して10時45分に干し、15時に取り込んだ場合、実作業が合計15分でも、集中の山を2回崩している可能性があります。「何分家事をしたか」だけでなく、「何回仕事を止めたか」を見ると、ながら洗濯の本当の負担が見えてきます。

7日間の「ながら洗濯」で測った5つの項目

洗濯にかかった時間と中断回数を記録する父親

今回の記録では、きれいな実験環境を作ることはせず、普段どおり家族4人で生活しました。子どもの食べこぼしが多い日も、急なオンライン会議が入った日もあります。完璧なデータではありませんが、実際の暮らしで何が負担になっているかを知るには十分でした。

①洗濯そのものに手を動かした時間

洗濯物を集めて仕分ける、洗濯機に入れる、干す、取り込む、畳む、収納する時間をスマートフォンのタイマーで測りました。家族4人分の普段着とタオルで、1日あたりの実作業はおよそ28〜42分でした。量が少ない日は短く、子どもの体操服やシーツが重なる日は長くなります。

以前の私は「洗濯物を干すのは10分くらい」と考えていました。ところが、各部屋から集める時間や、乾いた服を引き出しへ戻す時間を含めると、思った以上に長くなります。目立つ作業だけを数えると、家事を過小評価してしまいます。

②仕事を中断した回数

洗濯に関する用事で席を立った回数を記録しました。平均は1日4回です。洗濯機を回す、終了後に干す、乾き具合を見る、取り込むという流れで、少なくとも3〜4回は仕事から意識が離れました。

さらに、天気が怪しい日はベランダを確認し、子どもの服にティッシュが混ざっていれば洗い直しを検討します。行動に移さなくても、「そろそろ終わるかな」「雨は大丈夫かな」と考えた時点で、注意は仕事から外れています。

③中断後に集中を取り戻すまでの時間

席に戻ってから、洗濯前と同じペースで仕事ができるまでの時間も測りました。単純な入力作業なら1〜2分で戻れますが、企画書や文章作成の途中では5〜10分かかることもありました。

特に困ったのは、複数の条件を頭に置いて考えている作業です。干している間に子どもの予定や夕食のことまで思い出し、机へ戻ったころには思考の流れが切れている。洗濯は終わっても、頭の中では別の家事が始まっていました。

④予定外に発生した作業

ポケットに紙が入っていた、洗剤が切れた、干す場所が足りない、乾きにくい服だけ残ったなど、予定外の作業も記録しました。7日間のうち5日で何らかの追加作業が発生しました。

毎日同じ手順で終わると思っていると、この数分がストレスになります。「たった数分だから」と見過ごしやすいのですが、会議開始の直前に起きると、その日の段取り全体に影響します。

⑤夕方に残った洗濯物と気分

最後に、17時の時点で畳んでいない洗濯物がどれくらいあるかと、そのときの気分をメモしました。仕事の合間に洗って干せた日は達成感がある一方、取り込んだ衣類が山になっている日は「まだ家事が終わっていない」と感じました。

洗濯機を回した時点で完了した気持ちになっても、収納まで終わらなければ家族は使えません。工程の前半だけを勤務時間に進め、後半を夕方の自分へ渡していたことに気づきました。

7日分を並べると「短い作業の多さ」が見えた

記録した7日間では、洗濯に直接手を動かした時間の合計は約4時間でした。1日平均にすると35分ほどなので、数字だけなら大きな負担には見えません。しかし、洗濯のために仕事を止めた回数は7日間で29回。中断後に元の作業へ戻るまでの時間を合計すると、直接作業した時間とは別に約2時間かかっていました。

特に差が出たのは、朝のうちに干し終えた日と、午前の仕事中に洗濯機を回した日です。始業前に終えた日は中断が1回だけで、夕方にも余裕がありました。10時台に回した日は、終了時刻を気にしてメールへの返信を先延ばしにし、干した後も考えていた内容へ戻るまで時間がかかりました。

この結果から、家事の負担は作業時間の長さだけでは決まらないとわかりました。同じ35分でも、まとめて行う35分と、5分ずつ7回に分ける35分では、仕事への影響がまったく違います。家事の時短を考えるときは、合計時間と同時に、切り替えの回数も記録するのがおすすめです。

記録は細かくなくても構いません。私は紙に「回す・干す・取り込む・畳む」と書き、それぞれの開始時刻と終了時刻をメモしました。仕事へ戻った後に集中できたと感じた時刻も付け足します。3日ほど続けるだけでも、自分が負担を感じる工程や時間帯が見えてきます。

実際に7日間測ってわかった「ながら洗濯」の落とし穴

オンライン会議中に洗濯で仕事を中断される父親

7日分を見返すと、ながら洗濯がうまくいかなかった日は、洗濯量が多い日とは限りませんでした。むしろ、会議や考える仕事と干す時間が重なった日に疲れが増えていました。ここでは、数字だけでは見えにくかった落とし穴を紹介します。

終了音が仕事の区切りを決めてしまう

洗濯機を回すと、無意識に終了時刻を気にします。集中できていても、「あと10分で終わる」とわかると、新しい作業に入りにくくなります。洗濯機の終了音が、自分の都合とは関係なく仕事の区切りを作ってしまうのです。

終了後すぐに干さなくても大きな問題はありません。それでも、湿った衣類を放置することへの抵抗があり、気持ちは落ち着きませんでした。自由に時間を使っているつもりで、実際には家電の予定に合わせて動いていました。

短い中断ほど気軽に入れてしまう

30分かかる用事なら、勤務中にはしません。ところが、洗濯物を取り込むだけなら5分、乾燥機へ移すだけなら3分と思うと、簡単に予定へ割り込ませてしまいます。

この気軽さが曲者でした。5分の作業を4回入れれば20分ですが、仕事への復帰時間まで含めると負担はさらに増えます。細切れの家事は予定表に残らないため、一日が忙しかった理由もわかりにくくなります。

家事が見えることで「ついで」が増える

洗濯物を取りに洗面所へ行くと、床の髪の毛が気になります。ベランダへ出れば、汚れた窓に目が行きます。タオルを収納すれば、少なくなった日用品を思い出します。洗濯を一つ始めただけなのに、別の家事が次々と見えてきます。

私は「せっかく立ったから」と、ついでに片づけまでしていました。数分で済むつもりが10分を超え、席へ戻るころには何をしていたのかわからない。自宅は生活の場なので、仕事だけに集中できるオフィスより誘惑が多いのは当然です。

家族4人分は「干したら終わり」ではない

2人の子どもがいると、靴下や肌着、ハンカチなど小さな洗濯物が増えます。干す作業より、取り込んだ後に組み合わせをそろえ、各自の収納場所へ戻す方が時間のかかる日もあります。

在宅中に干せたことで満足し、畳む工程を夜に回すと、夕食と入浴の忙しい時間帯に家事が集中します。昼に10分得したつもりが、夜の余裕を失っていました。時短を判断するときは、家族が再び使える状態になるまでを一つの工程として考える必要があります。

「家にいるのだからできる」という罪悪感が生まれる

在宅ワークを始めたころ、私は家にいるのに洗濯物が残っていると、どこか怠けているように感じていました。会社へ出勤する日は気にならないのに、在宅日は「昼休みにやればよかった」と自分を責めてしまいます。

しかし勤務中は仕事をする時間です。洗濯ができなかったのは段取りが悪いからではなく、仕事に集中した結果です。ここを切り分けるだけで、在宅勤務日の気持ちはかなり楽になりました。

見えない判断が頭の余白を奪っていた

時間を測るまで気づかなかったのが、洗濯中には小さな判断が何度も発生していることです。「この会議の前に干せるか」「外に干すか部屋干しにするか」「厚手の服だけ乾燥機へ移すか」「今日中に畳むか」。実際には動いていない時間も、頭の片隅で洗濯の段取りを考えていました。

在宅ワークでは、仕事と家事の場所が同じです。通勤していたころは玄関を出れば家事から離れられましたが、自宅では洗濯かごも掃除道具も目に入ります。判断する対象が多いほど、目の前の仕事に使える注意力は減っていきます。

私の場合、洗濯機を回す時刻を始業前に固定し、できない日は最初から翌日に回すと決めたことで、この判断が減りました。効率化というと高性能な家電や細かな時短術を思い浮かべますが、迷う回数を減らすことも立派な時短です。

「ながら洗濯」が向いている日と、やめた方がよい日

仕事の予定を見ながら洗濯する日を考える父親

ながら洗濯を完全にやめる必要はありません。大切なのは、その日の仕事と洗濯物の内容を見て、相性を判断することです。私の7日間では、次の条件がそろう日は比較的うまくいきました。

向いているのは中断時刻を自分で決められる日

定例の事務作業が中心で、会議と会議の間に余裕がある日。終了時刻を気にせず、仕事が一区切りしたところで干せる日。このような日は、ながら洗濯のメリットを感じやすくなります。

また、タオルだけ、普段着だけなど、洗濯物の種類がそろっている日も向いています。仕分けや干し方で迷わず、短時間で作業を終えられるからです。乾燥機まで使い、干す工程を省ける家庭なら、さらに中断を減らせます。

やめた方がよいのは会議と集中作業が続く日

午前中にオンライン会議が連続する日や、企画書、設計、文章作成など深い集中が必要な日は、始業後に洗濯機を回さない方が楽でした。終了音が鳴っても動けず、気がかりだけが残るためです。

雨が降りそうな日、厚手の衣類が多い日、シーツや毛布など大物を洗う日も、仕事との同時進行には向きません。干す場所や乾燥時間を考える要素が増え、予定外の対応が起きやすくなります。

朝の5分で「今日はやるか」を決める

今は、始業前に天気、会議予定、洗濯物の量を確認し、その日に回すかを決めています。判断を勤務時間へ持ち越さないだけで、「いつやろう」と考える回数が減りました。

迷う日は回しません。一日先送りして洗濯物が少し増える負担より、集中を何度も切る負担の方が大きいとわかったからです。毎日必ず洗うというルールを手放すと、家事に追われる感覚も薄くなりました。

仕事の集中を切らさず、洗濯をためない工夫

子どもと一緒に洗濯物を家族別のかごへ分ける父親

ながら洗濯の落とし穴がわかってから、わが家では「仕事中に家事を詰め込む」のではなく、「仕事を止めない形で洗濯を回す」ことを意識しています。特別な家電がなくても、やる時間と完了の基準を変えるだけで負担は減らせました。

始業前に回し、最初の休憩で干す

最も安定したのは、始業の40〜60分前に洗濯機を回す方法です。終了後すぐに干せれば、仕事中に洗濯機の音を気にしなくて済みます。朝に時間がない日は、夜のうちに洗濯物を仕分け、ネットへ入れておくだけでも違います。

始業前に干し終えられない場合は、最初の休憩時間まで放置できるコースや予約機能を使います。洗濯機に自分を合わせるのではなく、自分が決めた休憩に終了時刻を合わせる考え方です。

洗濯の工程を一度に一つだけ進める

洗濯物を取り込んだついでに畳み、収納まで終えようとすると、休憩時間を超えやすくなります。そこで、昼休みは取り込みだけ、畳むのは子どもが帰宅してから、収納は家族それぞれが行うというように分けました。

工程を分けると洗濯物が残っているようで落ち着かない人もいるでしょう。私も最初はそうでした。しかし「今日はここまで」と決めておくと、未完了ではなく予定どおりの状態だと思えるようになります。

家族別のかごで畳む時間を減らす

洗濯物を一つの山にすると、誰の服かを分ける作業が必要です。わが家では、取り込むときに家族別のかごへ分けています。タオル類も専用のかごに入れるので、リビングに大きな山ができません。

子どもには、自分のかごだけを部屋へ運んでもらいます。きれいに畳めない日があっても、家族全員分を私が収納するよりずっと楽です。家事を完璧に仕上げることより、夕方に家族と穏やかに過ごせることを優先しています。

仕事机から洗濯物を見えない場所へ置く

視界に洗濯物があると、やるべきこととして頭に残ります。取り込んだ洗濯物は仕事机の近くに置かず、決めたスペースへ移します。仕事が終わるまでは、そのかごを開かないと決めました。

単純な工夫ですが、目に入る情報が減ると集中しやすくなります。在宅ワークでは、家事を早く終わらせる工夫だけでなく、勤務中に家事を考えなくて済む環境づくりも大切です。

洗濯しない日を予定に入れる

毎日洗うと、一回あたりの量は減ります。ただし、中断は毎日発生します。わが家では衣類を洗わない日を作り、2日分をまとめることがあります。洗濯機の容量と干す場所に余裕があれば、総作業時間だけでなく、仕事を中断する日数も減らせます。

子どもの制服や汗をかいた衣類など、その日のうちに洗いたいものは別です。すべてを一つのルールに当てはめず、衛生面と仕事の予定の両方を見て調整しています。

乾燥までの動線を短くする

洗濯機と干す場所が離れていると、移動だけでなく、途中で別の物が目に入ることで寄り道が増えます。洗濯機のそばにハンガーと洗濯ばさみをまとめ、取り出したらその場である程度形を整えるようにしました。必要な道具を探す時間がなくなり、干す作業へ迷わず移れます。

部屋干しの日は、仕事机から見えない場所を選びます。乾き具合が気になって何度も触ることもなくなりました。除湿機やサーキュレーターを使うときは、始業前に運転時間を決めておきます。洗濯物を早く乾かすだけでなく、勤務中の確認を減らすための工夫です。

完璧に畳まない日を作る

タオル、肌着、部屋着は、多少畳み方がそろっていなくても困りません。忙しい日は種類別のかごへ入れるだけにし、しわが気になる服だけハンガーのまま収納しています。「全部きれいに畳む」をやめると、取り込んだ後の山が小さくなりました。

家事の基準を下げることに抵抗がある人もいると思います。私も以前は、父親としてきちんとやらなければと考えていました。けれども、畳み方より、仕事を終えた後に子どもの話を落ち着いて聞ける方が、わが家には大切でした。家族が困らない範囲で工程を省くと、家事はかなり軽くなります。

衣類より負担が大きい布団は「ながら洗濯」に向かない

家庭用洗濯機へ大きな布団を入れようとして苦労する父親

7日間の記録で改めて感じたのが、普段着の洗濯と布団の洗濯は別物だということです。シーツなら家庭用洗濯機で対応しやすいものの、掛け布団や敷布団は、洗濯表示の確認から乾燥まで多くの手間がかかります。

わが家では子どもが小さいころ、汗やおねしょ、飲み物のこぼれで寝具が汚れるたびに、自宅で何とかしようとしていました。浴槽で踏み洗いしたこともあります。しかし、水を含んだ布団は驚くほど重く、持ち上げるだけで腰に負担がかかります。ベランダまで運んでも、一日で中心まで乾くとは限りません。

布団は予定外の作業が起きやすい

布団を自宅で洗う場合、まず洗濯機に入るサイズか、洗濯表示が水洗い可能かを確認します。無理に詰め込めば汚れが十分に落ちず、洗濯機の故障につながる心配もあります。コインランドリーへ持っていく場合も、車への積み込み、空き状況の確認、洗濯中の待ち時間、持ち帰りが必要です。

乾燥不足は生乾き臭やカビの原因になります。表面が乾いていても中綿に湿気が残ることがあるため、天候を見ながら裏返し、時間をかけて乾かさなければなりません。仕事の休憩中に少しずつ進められる家事とは言いにくいのが本音です。

鼻炎が気になったわが家が見直したこと

私は以前、朝起きると鼻がむずむずし、くしゃみが続く時期がありました。掃除機をこまめにかけても改善した実感が乏しく、寝具の奥にたまった汗やほこり、ダニの死骸なども気になるようになりました。

そこで、布団を宅配クリーニングへ出し、丸洗いと乾燥を専門業者に任せました。もちろん体調にはさまざまな要因があり、クリーニングだけで症状が治ると言い切ることはできません。それでも、清潔な布団で眠れる安心感が増え、自宅で大物を洗って乾かす苦労から解放されたことは、私にとって大きな変化でした。

集荷を依頼すれば、重い布団を店舗やコインランドリーへ運ぶ必要がありません。保管サービスのある会社なら、使わない季節の布団を預けられ、押し入れにも余裕が生まれます。仕事と育児で休日が貴重な家庭ほど、自分で洗う時間だけでなく、運ぶ手間や乾燥の不安まで減らせるメリットを感じやすいと思います。

料金だけでなく保管と納期も確認する

布団宅配クリーニングは、会社によって料金の数え方、対応できる素材、保管期間、返却までの日数が違います。安さだけで選ぶと、希望日に戻らない、追加料金がかかる、出したかった素材が対象外だったということもあります。

初めて利用するなら、何枚出すか、いつまでに必要か、返却後に収納場所があるかを先に整理すると選びやすくなります。わが家が比較するときに確認したポイントは、以下の記事にまとめています。

布団宅配クリーニングおすすめ5社を比較!料金・保管・納期で選ぶ【2026年】

普段着は生活に合わせて自宅で回し、負担の大きい布団は専門サービスへ任せる。すべての洗濯を自分で抱えないようにすると、在宅ワークの日も休日も余白が増えました。

まとめ|ながら洗濯は「作業時間」より「中断時間」で判断しよう

洗濯を気にせず在宅ワークへ集中する父親と子どもたち

在宅ワークのながら洗濯は、洗濯機が動いている時間を仕事に使えるため、一見すると効率的です。ただし、本当に時短かどうかは、家事に手を動かした時間だけでは判断できません。

私が7日間測ってわかったのは、負担を大きくしていたのが次の点でした。

  • 洗濯機の終了時刻が仕事の区切りを決めてしまう
  • 数分の家事でも、仕事への復帰に時間がかかる
  • 洗濯のついでに別の家事が増える
  • 取り込み後の洗濯物が夕方へ持ち越される
  • 家にいるのだから家事もできるはず、という罪悪感が生まれる

ながら洗濯が向いているのは、仕事の区切りを自分で決められ、洗濯物の量や種類が少ない日です。会議や集中作業が続く日、大物を洗う日は、無理に同時進行しない方が結果的に早く仕事を終えられます。

私は今、始業前に洗濯を終える、家族別のかごを使う、洗濯しない日を作るという方法で、仕事中の中断を減らしています。そして、自宅で洗う負担が大きい布団は宅配クリーニングに任せています。

家事をすべて自分でこなすことが、暮らしの正解ではありません。2児の父として、仕事と育児の両方に余裕がない日ほど、手放せる作業を見つけることが大切だと感じています。洗濯に追われる回数が減ると、子どもの話を聞く時間や、自分がひと息つく時間が少しずつ戻ってきます。

まずは一週間、「洗濯に何分かかったか」ではなく、「洗濯のために何回仕事を止めたか」を数えてみてください。自分の生活に合うやり方が見えれば、在宅ワークの日はもっと落ち着いて過ごせるはずです。

毎日同じ方法にこだわる必要はありません。忙しい日は休み、余裕のある日にまとめ、負担の大きな物は専門サービスへ任せる。その日の仕事と家族の予定に合わせて選べる状態こそ、私が7日間の記録で見つけた本当の時短でした。