洗濯物をたたむのが面倒!4人家族が「たたまない収納」に変えて手放した家事
「洗濯物を取り込んだけれど、たたむ気力が残っていない」
「乾いた服がソファに積み上がり、そこから必要な服を探している」
「せっかくきれいにたたんでも、子どもが引き出しの中をかき回してしまう」
こんな状態になると、「自分は片付けが苦手なのではないか」と落ち込んでしまうことがあります。
でも、家族4人分の洗濯物を毎日洗い、干し、取り込み、一枚ずつたたみ、家族ごとの収納へ戻すのは、想像以上に大変な家事です。
わが家は、会社員の僕と妻、2人の子どもの4人家族です。
以前は、洗濯物はきちんとたたんで引き出しへ入れるものだと思っていました。仕事から帰った後、ソファに置かれた洗濯物を見つけると、「今日もこれを全部たたまなければ」とため息が出ます。
子どもたちが寝た後にたたもうと思っても、夕食の片付け、お風呂、翌日の準備が残っています。結局、眠気に負けて洗濯物をソファに置いたまま寝てしまう日もありました。
翌朝になると、子どもが洗濯物の山から靴下や肌着を探します。せっかく乾いた服は崩れ、床へ落ち、また僕か妻が拾うことになります。
そんな毎日を繰り返すうちに、ふと疑問が浮かびました。
「そもそも、この服は本当にたたむ必要があるのだろうか」
靴下は足に履けば広がります。肌着は服の下に隠れます。パジャマはその日の夜にまた着ます。タオルも家族が使うだけなら、ホテルのようにきれいにそろえる必要はありません。
そこで、わが家は洗濯物をすべてたたむのをやめました。
もちろん、乾いた服を床へ放置するわけではありません。服の種類に応じて「掛ける」「ボックスへ入れる」「必要な物だけたたむ」の3つに分けました。
この方法に変えてから、夜に洗濯物の山を見てうんざりすることが減りました。子どもたちも自分の服を見つけやすくなり、少しずつ自分で片付けられるようになりました。
この記事では、4人家族のわが家が実践している「たたまない収納」の方法と、失敗しないためのルールを紹介します。
洗濯物をたたむのが面倒だと感じている方は、全部をきれいにこなそうとせず、手放しても困らない作業を一緒に見つけてみてください。
洗濯物をたたむのが面倒になるのは家族4人なら当然だった

洗濯物をたたむのが面倒なのは、性格がだらしないからではありません。
洗濯という家事には、洗濯機を動かす以外にも多くの作業が含まれています。家族が増えるほど衣類の枚数や種類も増えるため、負担が大きくなるのは当然です。
洗う・干す・取り込むだけでは終わらない洗濯の負担
洗濯は、洗濯機のボタンを押せば終わる家事ではありません。
まず、家族が脱いだ服を集めます。ポケットの中身を確認し、色移りしそうな服やデリケートな衣類を分け、洗濯表示を確認します。
洗い終わったら、服の形を整えながら干さなければなりません。乾いたら取り込み、家族ごと、衣類の種類ごとに分け、たたみ、それぞれの収納場所へ運びます。
洗濯機が動いている時間よりも、その前後に発生する作業のほうが長いこともあります。
わが家の場合、子どものポケットからティッシュが出てきたり、靴下が片方だけ見つからなかったりすることも珍しくありません。
洗濯機へ入れる前から、小さな判断の連続です。
以前の僕は、洗濯物を干した段階で「ほぼ終わった」と思っていました。しかし、乾いた洗濯物を取り込んでから、たたんで収納するまでに意外と時間がかかります。
しかも、たたむ作業は家族が寝た後や、ほかの家事が一段落した後に回りがちです。
一日の最後に残るため、実際の作業時間以上に重く感じていました。
たたんでも翌日には着る服が多い
たたんでいる最中に、「これは今日の夜にまた着るパジャマだ」「この肌着は明日の朝に子どもが使う」と気づくことがあります。
丁寧にたたんで引き出しへ入れた服を、数時間後にまた取り出して広げるのです。
もちろん、すべての衣類を雑に扱ってよいわけではありません。シワになりやすいシャツや型崩れしやすいニットなど、整えて収納したほうがよい服もあります。
一方、下着、靴下、パジャマ、部屋着、保育園用の着替えなどは、短い周期で繰り返し使います。
以前の僕は、衣類の種類に関係なく、すべて同じようにたたんでいました。
靴下をきれいに重ね、子どもの小さな肌着まで四角く整え、タオルの端もそろえます。できあがった瞬間は気持ちよいのですが、その状態が保たれるのはわずかな時間です。
子どもが服を探せば、引き出しの中はすぐに崩れます。
「せっかくたたんだのに」とイライラするくらいなら、最初からたたまなくても困らない仕組みにしたほうが、お互いに気持ちよく暮らせるのではないかと考えるようになりました。
洗濯物の山を見るだけで気持ちが重くなる
ソファに積まれた乾いた洗濯物は、汚れているわけではありません。
それでも僕には、「まだ今日の家事が終わっていない」という印に見えていました。
仕事から帰宅し、リビングに洗濯物の山があると、座って休む前に何とかしなければと思います。妻も育児や家事で疲れているため、「どうしてたたんでいないの」と責めることはできません。
だからといって、自分が毎日すべてを引き受けるのも苦しくなります。
「今日はどちらがたたむのか」
「昨日は自分がやった」
「乾いた服をソファへ置いたのは誰か」
そんな小さな不満が重なると、洗濯物が夫婦げんかの原因になります。
実際の問題は服の量だけではありません。洗濯物をどの状態まで片付ければ家事が終わったことになるのか、夫婦で基準を共有できていなかったことも原因でした。
僕は、きれいにたたんで引き出しへ入れるまでが洗濯だと思っていました。
しかし、その基準を守るために家族が不機嫌になるなら、やり方を変えたほうがよいと感じました。
「きれいにたたむべき」という思い込みが家事を増やしていた
僕が洗濯物をたたんでいた一番の理由は、「服はたたんで収納するものだと思っていたから」です。
実家でもそうしていましたし、収納用品の写真を見ると、衣類が同じ幅できれいに並んでいます。
そのため、たたまずにボックスへ入れる収納には、最初は抵抗がありました。
「たたまなかったら、だらしなく見えるのではないか」
「服がシワだらけになるのではないか」
「子どもまで片付けなくなるのではないか」
そんな不安がありました。
ところが、服を種類ごとに分けて試してみると、たたまなくても困らない物が想像以上に多いと分かりました。
家族しか見ない下着やパジャマは、ボックスへ入っていれば十分です。シャツはハンガーのまま収納すれば、たたむよりシワを防げます。
大切なのは、すべてを同じ方法で収納することではありません。
その服を次に使うとき、家族が見つけられて、問題なく着られる状態なら、それで収納の目的は果たしています。
4人家族がたどり着いた「たたまない収納」の基本ルール

たたまない収納を始めるとき、わが家では「今日から何もたたまない」と決めたわけではありません。
服によって向いている収納方法が異なるため、最初に簡単な分類を作りました。
すべての洗濯物をたたまないわけではない
「たたまない収納」と聞くと、乾いた服をかごへまとめて入れ、そこから家族が探す方法を想像するかもしれません。
わが家も最初に、すべての洗濯物を一つの大きなかごへ入れてみたことがあります。
たたむ必要はなくなりましたが、朝になると家族4人分の服の中から必要な物を探さなければなりません。
子どもが靴下を探すために中身を全部出し、結局、床に洗濯物の山ができました。
これでは、たたむ家事を「探す家事」に置き換えただけです。
そこで、すべてを一緒にするのではなく、服の特徴に合わせて収納方法を変えました。
シワになりやすい服はハンガーへ掛けます。下着や靴下は人別のボックスへ入れます。型崩れしやすい服だけは、最低限たたみます。
何もかもやめるのではなく、必要のない作業だけを手放すことがポイントでした。
洗濯物を「掛ける・入れる・たたむ」の3種類に分ける
わが家では、洗濯物を次の3種類に分けています。
- 掛ける服
- ボックスへ入れる服
- 最低限たたむ服
シャツ、ワンピース、制服、外出用の上着など、シワを避けたい服はハンガーへ掛けます。
下着、靴下、肌着、パジャマ、部屋着、タオルは、専用のボックスやかごへ入れます。
ニットや型崩れしやすい服、季節外の衣類は、最低限だけたたみます。
以前は、Tシャツ一枚でも袖を内側へ折り、幅をそろえ、引き出しの高さに合わせていました。
現在は、たたむ場合も二つ折りや三つ折り程度です。店頭の商品のように整えることは目指していません。
分類は、家族全員が迷わない程度に大まかにします。
収納ルールが細かすぎると、決めた人しか片付けられません。「この服はどのたたみ方だったかな」と考えるような仕組みでは、疲れている日に続かないからです。
家族別ではなく収納場所別に分ける
以前は、洗濯物を取り込んだ後、僕、妻、上の子、下の子の4つに分けていました。
しかし、家族別に分けても、そこからさらに収納場所ごとの仕分けが必要です。
僕の服でも、仕事着はクローゼット、下着は洗面所、パジャマは寝室というように、使う場所が異なります。
そこで、取り込む段階では、家族別より収納場所別に分けるようにしました。
ハンガーのままクローゼットへ運ぶ服、洗面所のボックスへ入れる物、子どもの収納へ運ぶ物というように分けます。
同じ場所へ運ぶ物をまとめれば、家の中を何度も往復せずに済みます。
家族別の仕分けが必要な下着や靴下は、洗面所に着いてから各自のボックスへ入れます。
洗濯物をどの順番で片付けるかを変えただけですが、移動と判断の回数が減り、かなり楽になりました。
きれいに収納することより戻しやすさを優先する
以前の僕は、収納用品を見た目で選んでいました。
ふた付きの白いケース、細かく仕切られた引き出し、衣類を立てて並べられる収納などです。
整った状態は気持ちよいのですが、毎回ふたを開け、引き出しを引き、種類を確認して戻す必要があります。
子どもには、その数動作が負担でした。
現在は、よく使う服ほど一動作で戻せる収納にしています。
上から入れられるボックスなら、片手に別の洗濯物を持っていても収納できます。子どもも、自分のボックスが分かれば服を入れられます。
収納の完成直後だけきれいに見える方法より、家族が毎日戻せる方法のほうが、長い目で見ると部屋は散らかりません。
わが家で実践した洗濯物をたたまない収納方法6つ

ここからは、4人家族のわが家で実際に続いている収納方法を紹介します。
すべてを取り入れる必要はありません。家庭の間取りや衣類の種類に合わせて、最も負担に感じている部分から試してみてください。
方法1|干したハンガーのままクローゼットへ移動する
シャツやTシャツ、ワンピースなどは、干したハンガーのままクローゼットへ移動します。
洗濯用ハンガーと収納用ハンガーを分けていると、乾いた後に一度服を外し、別のハンガーへ掛け直さなければなりません。
わが家では、洗濯と収納の両方に使えるハンガーへ統一しました。
乾いた服を取り込み、そのままクローゼットへ掛ければ終わりです。
僕の仕事用シャツも、以前は一度たたんで引き出しへ入れていました。しかし、たたむと折り目が付き、着る前にシワを気にすることがあります。
ハンガー収納へ変えてからは、たたむ作業とシワを伸ばす作業の両方が減りました。
すべりやすい服には、肩部分に滑り止めのあるハンガーを使います。ハンガーの幅や種類をある程度そろえておくと、物干しでもクローゼットでも扱いやすくなります。
ただし、ニットなど重さで伸びやすい服はハンガー収納に向きません。服の素材を見ながら使い分けています。
方法2|下着と靴下は人別のボックスへ入れる
下着と靴下は、家族それぞれの専用ボックスへ入れています。
下着は服の内側に着るため、多少シワがあっても気になりません。靴下も足に履けば伸びるため、きれいに折りたたむ必要はありません。
洗濯物を取り込んだら、持ち主のボックスへ入れるだけです。
靴下は左右をそろえて、一組にしてから入れます。ゴム部分を強く折り返すと傷みやすいため、現在は同じ組を重ねる程度にしています。
子どもの靴下は、似た色や柄が増えると組み合わせを探すのが大変です。
そこで、買い替えるときは、できるだけ同じ色や同じ種類を複数購入するようになりました。一枚だけ見つからなくても、別の一枚と組み合わせられます。
収納方法だけでなく、購入する段階から家事が増えにくい物を選ぶと、毎日の仕分けも楽になります。
方法3|パジャマと部屋着は脱衣所へ収納する
以前は、パジャマを各自の寝室や子ども部屋へ収納していました。
しかし、家族がパジャマを使うのは、ほとんどがお風呂の前後です。
洗面所で服を脱ぎ、お風呂から出た後に寝室までパジャマを取りに行くのは、子どもにとって面倒です。親が毎日準備することもありました。
そこで、パジャマと部屋着は脱衣所へ置くようにしました。
洗濯後も、乾いたパジャマを寝室へ運ぶ必要がありません。脱衣所の家族別ボックスへ入れるだけです。
収納場所は、物を持っている人の部屋ではなく、実際に使う場所の近くにしたほうが便利な場合があります。
「服はクローゼットへ入れるもの」と決めつけず、家族の行動に合わせて置く場所を変えると、片付ける側と使う側の両方が楽になりました。
方法4|タオルは専用かごへ重ねて入れる
タオルも、毎日大量に使う洗濯物です。
以前は、端をそろえて二つ折りにし、さらに収納棚の大きさに合わせて折っていました。
現在、普段使いのフェイスタオルは、向きをそろえて専用のかごへ重ねるだけです。収納場所に余裕がある日は、折らずに二つ折り程度で入れることもあります。
お風呂上がりに体を拭くタオルや、洗面所で使うタオルは、家族しか見ません。
大切なのは、清潔で、必要なときに取り出せることです。
来客用のタオルだけは別の場所へ保管し、必要に応じてきれいにたたんでいます。
日常用と来客用を分けることで、毎日すべてを同じ基準で整える必要がなくなりました。
方法5|子ども服は上下で大きく分ける
子ども服は、「上に着る服」「下に履く服」「肌着」程度の大きな分類にしています。
以前は、半袖、長袖、保育園用、休日用、汚れてもよい服というように細かく分けていました。
分類が細かいほど、大人が見ると整っているように感じます。
しかし、子どもはどこへ戻せばよいのか迷います。間違った場所へ入れると、僕が後から入れ直していました。
これでは、子どもが自分で片付けた意味がありません。
現在は、上の服ならこのボックス、ズボンならこちら、と一目で分かるようにしています。文字を読みづらい年齢の子どもには、服やズボンのイラストを付ける方法も便利です。
収納の中で服が少しくらい重なっていても、目的の物を自分で見つけられるなら問題ありません。
子どもが服を選び、着替え、使い終わった物を洗濯かごへ入れられるようになるほうが、親がきれいに並べ直すことより大切だと感じています。
方法6|取り込んだ場所で仕分けを終わらせる
乾いた洗濯物を一つの大きなかごへ取り込むと、その瞬間は早く終わります。
しかし、後でかごを開いたとき、家族4人分を最初から仕分けなければなりません。
僕は、この「後で全部やる」が苦手でした。
大きな洗濯物の山を見るだけで、始めるのが嫌になります。
現在は、洗濯物を取り込む段階で、大まかに行き先を分けています。
ハンガーの服はハンガーのまままとめます。洗面所へ運ぶ下着やタオルは一つのかごへ入れます。子ども部屋へ運ぶ服は別のかごへ入れます。
取り込みに少し時間はかかりますが、部屋へ運んだ後の作業は、ボックスへ入れるだけです。
その日のうちにすべて収納できない場合もあります。
それでも、家族別または収納場所別に分かれていれば、翌朝に服を探すのは難しくありません。
完璧に収納できなかった日にも困らない状態を作っておくと、洗濯が精神的に楽になります。
たたまない収納で失敗しないための服別・場所別の工夫

たたまない収納は便利ですが、すべての服を同じようにボックスへ入れると失敗します。
シワ、型崩れ、収納量、着用後の服など、いくつか注意したいポイントがあります。
シワになりやすい服はハンガー収納にする
ワイシャツ、ブラウス、制服、ワンピースなどは、ボックスへ放り込むとシワになりやすい服です。
仕事や学校で着る服がシワだらけになると、着る前にアイロンをかけなければなりません。
たたむ時間を減らすために始めた収納で、別の家事が増えては意味がありません。
シワを避けたい服は、干す段階からハンガーを使い、乾いた後もそのまま収納します。
ただし、クローゼットに服を詰め込みすぎると、ハンガー収納でも服同士が押されてシワになります。
ハンガーを動かしたときに、隣の服との間に少し余裕がある状態が理想です。
クローゼットがいっぱいの場合は、着ていない服やサイズの合わない服がないか確認します。
型崩れしやすいニットは最低限だけたたむ
ニットや重い服は、ハンガーへ掛けたままにすると、肩が出たり生地が伸びたりすることがあります。
こうした服は、無理にたたむ作業をなくさず、最低限だけたたんで収納しています。
以前のように袖の幅や折り目をそろえる必要はありません。
服の形が崩れず、収納へ入れば十分です。
わが家では、ニットを半分または三つ折り程度にし、重ねすぎないように収納しています。
シーズン中に着るニットを増やしすぎないことも大切です。
枚数が多いと下の服を取り出すために山を崩すことになるため、日常的に着る物だけを取り出しやすい場所へ置いています。
収納ボックスへ詰め込みすぎない
たたまない収納で最も注意したいのは、ボックスへ詰め込みすぎることです。
たたまずに入れると、同じ収納でも早くいっぱいになることがあります。
ボックスが服であふれていると、下にある物が見えません。家族が目的の服を探すために中身をかき回し、床へ出してしまいます。
わが家では、ボックスの8割程度を上限にしています。
上から軽く見て、中に何があるか分かる状態を保ちます。
あふれたときは、すぐに新しい収納用品を買いません。
子どものサイズアウトした服、ゴムが伸びた下着、片方だけになった靴下、しばらく着ていない部屋着がないかを確認します。
収納を増やすと、その分だけ服を持てるようになります。しかし、管理する量も増えます。
毎日使う服が無理なく収まる量にすることが、たたまない収納を続けるためには重要でした。
一度着た服と洗濯済みの服を混ぜない
一度着たけれど、まだ洗濯しない服の扱いにも注意が必要です。
洗濯済みの服と同じボックスへ入れるのは抵抗があります。しかし、置き場所を決めていないと、ソファや椅子の背もたれに服が積み上がります。
わが家では、もう一度着る服の一時置き場を家族ごとに作りました。
部屋着、上着、短時間だけ着たズボンなどは、専用のかごやフックへ置きます。いっぱいになったら、中身を着るか洗濯するか判断します。
一時置き場を大きくしすぎると、何日分もの服がたまるため、1人分が数着入る程度で十分です。
一度着た服の置き場所に悩んでいる方は、一度着た服、どこに置く?ミニマリストがソファの服の山をなくした3つの定位置も参考にしてください。
季節外の服まで日常収納へ詰め込まない
夏のTシャツと冬のニット、現在着ている子ども服と来年用の服を、同じ場所へ詰め込むと日常の収納が使いにくくなります。
たたまない収納は、必要な物を簡単に戻し、簡単に取り出せることが大切です。
数か月使わない服まで同じボックスにあると、探す手間が増えます。
わが家では、現在着る服と季節外の服を分けています。
子どもの服は成長が早いため、衣替えのタイミングでサイズを確認します。下の子に残す服も、今すぐ着ないなら日常収納とは別の場所へ移します。
「いつか使う物」が、毎日使う物の邪魔をしないようにするだけでも、収納には余裕が生まれます。
たたまない収納を家族全員で続けるためのルール

収納方法を変えても、家族の誰か一人だけが仕組みを理解している状態では長続きしません。
僕がいないと片付けられない収納では、結局、洗濯物が僕の仕事になります。
家族全員が無理なく参加できるルールを作りました。
夫婦で「たたみ方の正解」を押し付けない
夫婦でも、洗濯物のたたみ方や片付いた状態の基準は違います。
僕はタオルの向きや幅をそろえたくなるタイプでした。一方、妻は使いやすい場所へ入っていれば十分と考えるタイプです。
以前は、妻がたたんだ服を僕がたたみ直すことがありました。
自分では整えているつもりでしたが、相手から見れば、「そのやり方では不十分」と言われているように感じたと思います。
逆の立場なら、僕も嫌になります。
現在は、シワや型崩れを避けたい服だけ収納方法を共有し、それ以外は担当した人の方法でよいことにしています。
タオルの端が少しずれていても、靴下の重ね方が違っても、使うときに困らなければ直しません。
家族が家事へ参加しやすくするには、完成度よりも「やってくれたこと」を尊重するほうが大切でした。
子どもに完璧な収納を求めない
子どもが自分で服をボックスへ入れると、大人のようにきれいにはなりません。
服が裏返ったまま入っていたり、シャツのボックスに肌着が混ざったりします。
以前の僕は、子どもが片付けた後に中身を直していました。
しかし、親が毎回やり直すと、子どもは「自分が片付けても結局パパが直す」と思ってしまいます。
今は、必要な服を見つけられ、ボックスからあふれていなければ合格にしています。
服が裏返ったままなら、着るときに本人が直します。少し違う場所へ入っていても、すぐ困らないならそのままにします。
子どもが小さいうちは、大きな分類だけで十分です。
完璧に収納することより、自分の服を自分で管理する経験を積むほうが、長い目で見れば親の負担も減ります。
たたまなかった時間を数字ではなく暮らしで実感する
たたまない収納に変えて、正確に何分短縮できたかを毎日計ったわけではありません。
それでも、暮らしの中で変化を感じました。
夜、ソファに洗濯物の山が残りにくくなりました。子どもが寝る前に話しかけてきたとき、「先に洗濯物をたたませて」と言うことが減りました。
休日に家族4人分をまとめてたたむ時間も少なくなりました。
本音を言えば、毎日きれいにたたまれた服を見ると気持ちよさもあります。
しかし、その状態を維持するために疲れ、家族へイライラするなら、僕が望んでいる暮らしとは違います。
たたまない収納は、家事をさぼる方法ではありません。
家族が困らない範囲で、効果の薄い作業を手放し、大切なことへ時間を使うための工夫です。
できない日は洗濯自体を翌日に回してもよい
たたむ作業を減らしても、毎日必ず洗濯しなければならないと考えると、負担は残ります。
子どもの体調が悪い日、残業で帰宅が遅くなった日、雨で乾きにくい日もあります。
そんな日は、洗濯自体を翌日に回してもよいことにしました。
洗濯かごからあふれそうなときは、下着やタオルなど、翌日に必要な物だけを優先して洗います。
すべての洗濯物を一度に終わらせようとしないことで、家事に追われる感覚が減りました。
朝に洗濯するか、夜に洗濯するかも、家庭の生活リズムによって変わります。
わが家が洗濯する時間帯や、平日にやらない家事を見直した経緯は、共働きの洗濯は朝と夜どっちがラク?2児のパパがたどり着いた「平日にやらない家事」の決め方で紹介しています。
また、洗濯は「洗う・干す」以外にも細かな作業があります。夫婦で家事を分担しているのに、どちらか一方の負担が減らない場合は、夫が洗濯しても妻の負担が減らないのはなぜ?「干す」以外の名もなき家事を2児のパパが見直した話も参考にしてください。
洗濯物をたたむ家事を減らした次に「大きな洗濯物」を見直した

たたまない収納へ変えたことで、普段着に関する家事はかなり楽になりました。
しかし、洗濯には、衣類とは別の大きな負担が残っています。
それが、布団や毛布などの大物寝具です。
普段着を効率化しても布団や毛布の家事は残る
下着やパジャマをたたまなくても、布団や毛布は簡単に片付けられません。
洗濯機へ入らない物もあり、無理に詰め込むと十分に洗えない可能性があります。洗った後は、水分を含んでさらに重くなります。
家族4人分となれば、掛け布団、敷き布団、毛布、子ども用寝具など、かなりの量です。
自宅で洗えない場合は、コインランドリーまで運ばなければなりません。
以前の僕は、休日に布団を車へ積み、子どもたちを連れてコインランドリーへ行くことがありました。
大きな布団を持ちながら、駐車場を歩く子どもにも気を配ります。洗濯と乾燥が終わるまで待ち、自宅へ持ち帰って収納する頃には、休日のかなりの時間が過ぎています。
普段着の家事を数分ずつ減らしても、布団の手入れで半日を使えば、負担は大きいままです。
布団は洗濯だけでなく収納場所も使っていた
わが家の収納を見直したとき、押し入れの大部分を占領していたのは、服ではありませんでした。
季節外の掛け布団、毛布、来客用布団などの大物寝具です。
普段は使っていないのに、家の中で最も大きな収納場所を使っています。
一方、毎日使う子ども服やタオルは収納場所が足りず、ボックスからあふれそうになっていました。
たたまない収納に必要なのは、服を余裕を持って入れられるボックスや、ハンガーを掛けられるクローゼットです。
しかし、その場所を季節外の物が占領していれば、日常の収納は楽になりません。
小さな下着を一枚減らしても、空く場所はわずかです。大きな布団を家の外へ移動できれば、押し入れの一段が空くこともあります。
それからは、収納を考えるとき、物の個数だけでなく、どれだけの面積を使っているかを見るようになりました。
自宅で無理に洗わず宅配クリーニングへ任せた
大物寝具の手入れを楽にするため、わが家では布団宅配クリーニングを利用するようになりました。
宅配クリーニングなら、自宅で布団を専用バッグへ詰め、集荷に来た配送員へ渡せます。
重い布団を車へ積み、店舗やコインランドリーまで運ぶ必要がありません。
クリーニング後に長期保管してくれるサービスを選べば、次に使う時期まで季節外の布団を預けることもできます。
押し入れから布団がなくなると、想像していた以上に大きな余白が生まれました。
そこへ、毎日使う衣類やタオルのボックスを置けるようになり、たたまない収納も続けやすくなりました。
家の外へ預けるため、収納家具を買い足す必要もありません。
寝具を清潔に管理しやすくなったことも、わが家には大きなメリットでした。
僕は以前、寝室や押し入れを掃除した後に、鼻のムズムズが気になることがありました。寝具と収納を見直してからは、個人的には不快感を気にする場面が少なくなったと感じています。
もちろん、鼻炎にはさまざまな原因があるため、布団をクリーニングすれば症状が治ると断定することはできません。症状が続く場合は、医療機関へ相談することが大切です。
それでも、床に物が減って掃除しやすくなり、寝具を清潔に保ちやすくなったことは、わが家の暮らしに余裕を与えてくれました。
布団を運んでいた休日に、子どもと出かけたり、自宅でゆっくり過ごしたりできるようになったこともうれしい変化です。
料金・保管・納期を比較して家庭に合うサービスを選ぶ
布団宅配クリーニングは、会社によって料金やサービス内容が異なります。
表示されている1枚あたりの価格だけでなく、送料やオプションを含む総額を確認することが大切です。
家族分をまとめて依頼すると、1枚あたりの料金が安くなるプランもあります。
収納場所を空けることが目的なら、保管サービスの有無も重要です。
申し込み前には、次の点を確認しておきましょう。
- 家族分をまとめて出した場合の総額
- 送料や追加料金
- 羽毛布団や敷き布団など対応している種類
- クリーニング後の保管期間
- 希望する時期に返却してもらえるか
- 申し込みから返却までの納期
- 個別洗いや防ダニ加工などの洗浄方法
- 万が一の場合の再仕上げ保証
安さだけで選ぶと、希望する布団を出せなかったり、保管サービスが付いていなかったりする可能性があります。
反対に、必要のないオプションを増やすと料金が高くなります。
わが家のように、家族分の季節布団を洗いながら収納場所も空けたい場合は、クリーニングと保管をまとめて依頼できるサービスが便利です。
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「家族分をまとめて出したい」「次のシーズンまで預けたい」という方は、家庭に合うサービスを選ぶ際に参考にしてください。
まとめ|洗濯物をたたまなくても家族が困らなければ十分

洗濯物をたたむのが面倒だと感じたら、自分を責める必要はありません。
4人家族の衣類を毎日洗い、一枚ずつたたみ、それぞれの収納へ戻すのは、それだけで大きな家事です。
わが家では、洗濯物を次の3種類に分けました。
- シワを避けたい服はハンガーへ掛ける
- 下着、靴下、パジャマ、タオルはボックスへ入れる
- ニットや型崩れしやすい服だけ最低限たたむ
すべてをたたまなくても、家族が必要な服を見つけられ、問題なく着られるなら困りません。
収納用品の中を美しく見せることより、疲れている日にも戻せる仕組みを作ることが大切です。
子どもの収納も、最初から完璧を求める必要はありません。
自分のボックスへ服を入れられたら十分です。少しくらい乱れていても、親が毎回やり直さないようにしています。
たたまない収納へ変えたことで、わが家の洗濯物が減ったわけではありません。
それでも、ソファに積まれた洗濯物を見てため息をつく時間や、たたみ方をめぐって夫婦で不満を持つ場面は減りました。
夜に子どもの話を聞いたり、少し早く休んだりする余裕も生まれました。
片付けや洗濯の目的は、家事を完璧にこなすことではありません。
家族が清潔な服を使え、必要な物を見つけられ、穏やかに暮らせることです。
まずは、靴下や下着、パジャマなど、シワが気にならない物を一つだけ「たたまない収納」に変えてみてください。
それでも収納場所が足りない場合は、衣類をさらに小さくたたむ前に、押し入れを占領している季節外の布団や毛布へ目を向けてみましょう。
大きな寝具をクリーニングと一緒に預ければ、毎日使う衣類の収納場所を確保できることがあります。
家庭に合う布団宅配クリーニングを探したい方は、布団宅配クリーニングおすすめ5社を比較!料金・保管・納期で選ぶ【2026年】も参考にしてください。
洗濯物をたたまないことは、家事を放棄することではありません。
家族が困らない方法へ変え、今の暮らしに必要のない作業を手放すことです。










